【不正？】「大塚投法」2段モーションと提訴　MLB

パドレス大塚晶則投手（32）がメッツ戦の3番手で登板して1回無失点。しかし、メ軍ハウ監督
が不正投球だと抗議し、提訴試合となった。

2点リードの8回から登板した大塚が、5番スペンサーに第1球を投じた瞬間だ。ハウ監督が
ベンチを飛び出した。「オオツカの投げ方はおかしい」。走者無しでもセットポジションで
投げる大塚は、足を上げると同時に、顔の高さに上げたグラブから1度ボールを持った右手
を離し、再びグラブに入れて腕を振り始める。ハウ監督は「明らかにグラブから腕が離れて
いる」と審判団に二段モーションを主張した。

マーキス一塁塁審は「走者がいれば不適切かもしれない」と走者無しでは問題なし、と
しながらも、メッツ側の要望でMLB機構に判断を仰ぐ提訴試合の手続きをとり試合を再開
した。それまで公式戦12試合登板で、問題にならなかった投法が不正と判断される可能性
は薄いが、そうなれば8回から再試合となる。

動じる様子のない大塚は1三振を含む三者凡退に抑え9回のクローザー、ホフマンにつなぎ
6連勝に貢献した。試合後は地元テレビ局に呼ばれる騒ぎにもなったが「心を乱そうとした
作戦じゃないですか」と苦笑い。フォームの修正を余儀なくされる可能性についても「投げ方
は変えようと思えば変えられるけど、ずっとこれでやってきましたから」と平然と答えた。
それもこれも、これで12試合連続無失点の好投がもたらせた「副産物」といえそう。ペトコ
パークのスコアボードには「AH－KEE」の文字が輝くなど、投げるほどに注目度が高まって
いる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040503-00000008-nks-spo

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